でっち上げ逮捕の「２．９竪川弾圧」は無罪だ！法律面でも完全に無罪だ！弁護団の一人の大口弁護士が、２月９日の弾圧１年大集会でまとめを作って下さいました。今まで裁判で主張してきたことであり、２／２８の最終弁論であらためてアピールすることです。みなさま、ぜひごらん下さい、広めて下さい！
そして２月２８日１３時半～東京地裁４２９号法廷の最終弁論へご参加ください。傍聴券配布は１３時からです★
園 氏 無 罪 弁 論
２０１３・２・９ 大 口弁護士
Ⅰ 骨子
１ 他の課の江東区役所職員の本来業務阻害という結果は、園氏の行為を原因とするものではない。なぜなら、次の構造があるからである。
① 江東区は、竪川の野宿労働者・山谷労働福祉会館・支援者を不当に敵視し、これらの人達を排除し、ブロックするために、勝手に「警備計画」を策定し、他の課の職員を含む７０人規模の動員態勢を整備した。
② ２／９当日、最高度であるレベル４の警備方針の採用を決め、交渉団が駐車場敷地に入った時点で、予め指示していた職員に対して配備につくように指令した。
③ 水辺と緑の課カウンターに於ける一定の経過の後、同課に動員された職員は、実力行使に入り、園氏他を暴力的に強制排除した。
④ 警備に動員された職員は、庁舎入口に並んでブロックを作り、園氏が再び庁舎内に入ることが出来ないような態勢を作った。
⑤ 交渉拒否・強制排除を不当とした園氏は、ブロックしている職員に抗議しつつ、後ろ向きになって背中を押しつける行動を行った。
⑥ 午後５時頃、更に抗議の意思を示している園氏は、ブロックの職員からは離れたところにある壁ガラスを蹴ったところ、意想外にもガラスが割れてしまった。
⑦ これを見た職員達がとびかかって園氏を現行犯逮捕し、警察官に引渡した。
⑧ 交渉団は引揚げた。
⑨ 警備に動員された職員らはなおも引続いて配備されており、動員が解除されたのは約２時間後の午後７時頃であった。
⑩ 以上よりすると、他の課の職員達が本来の業務から離れ、それをすることが出来なかったとしても、それは、交渉団に対する一定の見解から、区が独自に行った警備計画策定・動員・配備の結果であることが明らかであって、園氏個人の行動とは関係が無い。
すなわち、園氏の行動と職員が業務出来なかったという結果の間には、因果関係が無い。したがって、業務妨害罪は成立しない。
２ 江東区による園氏の強制排除・立入拒絶は、物理的実力の行使であり権力的公務である。
① したがって、本件の適用該当法条は、威力業務妨害罪ではなく、公務執行妨害罪であるところ、本罪成立に足るような公務員に対する暴行脅迫は存在していない。
② 本件強制排除は法律によらない恣意的な実力行使であって、違法な公務の執行である。よって、公務執行妨害罪は成立しない。
３＜公訴棄却申立＞
① 本件は、政治的起訴であり、悪意の起訴である。
② ガラス破損・・器物損壊事案は、園氏の意思による損害賠償で、終結
③ しかし、竪川での強制排除に反対する運動を敵視する公安検察は、その弾圧を策し、また、原発・排外主義反対その他の多くの現場で活動しており、公安警察からして目障りそのものである園氏を弾圧し、運動現場から隔離しようと策して、何とか本件を刑事司法の対象にしようとし、威力業務妨害罪適用という無理を行って起訴し、長期間勾留したうえ、更に保釈に際しては、不当な保釈条件を要求して、運動に対する妨害を現に行っている
④ 公安検察によるこのような起訴は、公訴権の濫用であり無効である。
４ 裁判所批判（被告人質問での補充質問に顕れた不公平性）
①「ガラス破損行為について反省しているか」（本件には直接の関係なし）
②「反省しているかいないか」と言えば、もちろん反省している。
だからこそ損害賠償もした。反省していないなら、絶対に賠償はしない。
③ 江東区の違法・不当な行為の是非・当否は問題にしないのか
園氏「強制排除はしない」と言続けてきたにもかかわらず、これを行った。
ｂ 代執行の対象範囲を越えた地域での実力行使
ｃ 対象者に対する暴戻行為
ｄ ２・９ 団交約束の一方的破棄（荒木は体調不良？ 前の日から？）
ｅ ２・９ 水辺と緑の課の課長・課員の不誠実で横暴な態度
ｆ 市民の私物の勝手な強奪 等々
５ その他
2.9 竪川弾圧救援会 