【お礼と報告】「2.9竪川弾圧」公判終了、刑が確定―― 全ての方にご支援のお礼と、一致団結の闘いを今後もともに!

【お礼と報告】「2.9竪川弾圧」公判終了、刑が確定―― 全ての方にご支援のお礼と、一致団結の闘いを今後もともに!

東京都江東区の野宿者排除に抗議した「2.9竪川弾圧」は、11月19日の控訴審で、一審同様に「懲役1年、執行猶予3年」の不当な有罪判決が下されました。高裁裁判長の八木正一は一審以上に問答無用で私達の主張を切り捨てました。しかも「被告」の園良太さんと傍聴者のほぼ全員を裁判所入口で立ち入り禁止にした上での判決であり、絶対に許されません。しかし私達は全員が一致団結して裁判所前を埋め尽くして抗議しました。これまでお世話になった多くの方々に心からお礼を申し上げます。

江東区役所の竪川に対する2度もの行政代執行は空前の暴力でした。区は未だに暴力対応に終始し、野宿者テントを壁で覆って水道を止め続けています。そして昨年2月9日からの弾圧と裁判闘争も、江東区・公安警察・検察・裁判所の悪意と敵意が集中したものでした。公安検事の木下は、「弁償するなよ」と言った後に江東区職員への短期集中聞き取りで起訴をでっち上げました。それで127日間勾留され、保護房にも叩き込まれ、本人も周囲も大きな被害を受けました。裁判では「起訴→長期勾留できれば目的達成。後は裁判官が有罪にしてくれる」とばかりにやる気ゼロでした。弁護士から公訴権乱用を追求されると、求刑で「起訴理由は検察が決めるから口を出すな」と開き直りする始末です。

裁判所は初公判から警備法廷で弾圧シフトを組み続け、公安警察が裁判所内を闊歩しました。昨年9月からはTシャツを理由に園さんらを排除し続けました。そして一審判決で裁判長の大野勝則は証人が主張した野宿者の人権の普遍性や江東区の壮絶な暴力を全て無視し、検察主張を丸のみして有罪判決にしました。高裁裁判長の八木正一は、趣意書朗読を求めた園さんをそれだけで法廷から強制排除し、証人と証拠を全て却下し一発終了を宣告。そして被告と傍聴者を全員排除して判決を下したのでした。
判決文:https://solfeb9.wordpress.com/2013/12/23/%E3%80%90%E3%81%8A%E7%A4%BC%E3%81%A8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E3%80%91%E3%80%8C2-9%E7%AB%AA%E5%B7%9D%E5%BC%BE%E5%9C%A7%E3%80%8D%E5%85%AC%E5%88%A4%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%80%81%E5%88%91%E3%81%8C%E7%A2%BA/

しかし私達は全力で闘いました。園さんの早期奪還に成功し、被告側証言も貫徹し、約7回開催した報告集会は常に満員でした。通常裁判は長期化すると関心が下がりますが、傍聴者も救援会の仲間も新しい人が増え続けました。地裁と高裁の判決日は100人を超え、昼休みデモで裁判所・警視庁・検察庁に怒りをぶつけました。

そして高裁判決日、私達は裁判を一発終了させる腐りきった権力から主導権を奪い返すために、60人もの仲間たちで救援会の「yes!抗議no!排除」のTシャツを着て裁判所へ入ろうとしました。こちらの団結と排除する権力の不当性を満点に明らかにしようとしたのです。高裁は終始私達を阻止しましたが、私達は全体で迫力の抗議コールをし続け、妨害する裁判所を揶揄した寸劇も行いました。結果は有罪でも、その大きな盛り上がりと全体の団結により、私達は「勝利」したと考えています。今までご支援頂いた全ての方に感謝します。

私達は最高裁への上告は行わず、公判闘争は終了します。その分この闘いで生まれた運動の連帯と反弾圧の経験を今後の運動へ活かしていく事にしました。園さんは刑が確定し、3年以上「次に逮捕→有罪にされたら刑務所に1年間入る」という厳しい状況が始まりました。ぜひ今後もご支援と救援カンパをお願いします。

そして救援会は来年春の終了を目処に、最後に以下を予定しています。会報を2号出し、刑事法学者と公訴権乱用を問題化する事。高裁に対して、被告と傍聴者の排除は許されない、そんな有罪判決に正当性はないという公開質問状を突きつける事。日弁連の「法廷委員会」に排除問題を持ち込み問題化する事などです。ぜひ最後のご協力をお願いします。

東京オリンピックも秘密保護法も確定し、排除も弾圧もさらに激化します。しかしこの間の当該、救援会、竪川現地の闘いの経験を活かせば必ず跳ね返し、私達の手で私達の世界を創る事ができると思います。これからも、ともに!

2013年12月19日
2.9竪川弾圧救援会

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「2.9竪川弾圧」東京高裁の判決文です(不当判決を許さない)

平成25年11月19日宣告 裁判所書記官 串田智幸
平成25年(う)第947号

判決

フリーター
園 良太
昭和56年6月24日生

上記の者に対する威力業務妨害被告事件について、平成25年4月18日東京地方裁判所が言い渡した判決に対し、被告人から控訴の申立てがあったので、当裁判所は、検察官伊藤俊行出席の上審理し、次のとおり判決する。

主文

本件控訴を棄却する。

理由

弁護人河村理(主任)、同大口昭彦及び同上杉崇子の控訴趣意は、刑訴法第378条2号、訴訟手続きの法令違反及び法令適用の誤りないし事実誤認の主張、被告人の控訴趣意は、刑訴法第378条4号、訴訟手続きの法令違反及び法令適用の誤りないし事実誤認の主張である。

第1 刑訴法第378条2号の主張について
 論旨は、本件起訴は、①政治的な悪意の起訴であって、公訴権濫用に当たり、憲法31条、33条に違反し、②抗議団の中で被告人だけについてした不平等な起訴であって、憲法14条、31条に違反するもので、不法に公訴を受理した場合にあたり、刑訴法第378条2号の事由がある、というのである。

 そこで、原審記録を調査して検討すると、①については、原判決が、弁護人の原審における同旨の主張に対して説示しているとおり、本件起訴が所論の指摘する目的でなされたものとは認められず、②については、本件の妨害行為を行ったのは被告人であると認められるから、本件起訴は所論の指摘するような不平等起訴にはあたらない。所論はいずれも採用できず、論旨は理由がない。

第2 訴訟手続きの法令違反の主張について
 論旨は、本件起訴状だけでは、妨害された対象である業務の内容が特定できず、訴因が不明確であるとして、弁護人が釈明を求めたのに対し、原審は、検察官に釈明させずに、そのまま審理を継続した点において、判決に影響を及ぼすことが明らかな訴訟手続の法令違反がある、というのである。
 しかしながら、本件起訴状では、日時、場所、方法により妨害行為が特定されており、また、妨害の対象である業務の内容についても、江東区役所土木部及び環境清掃部の職員ら(以下「区役所職員ら」という。)の通常業務であることが記載されているから、これによって審判の対象や防御の範囲は明らかになっているものといえ、原審の手続きに所論のいう訴訟手続の法令違反はない。論旨は、理由がない。

第3 法令適用の誤りないし事実誤認の主張について
 論旨は、①区役所職員らの一連の職務は、強制力を行使する権力的公務であり、仮にそうでないとしても、違法な業務であるから、威力業務妨害罪における「業務」とはいえないのに、これが「業務」に該当するとした点、②被告人の行為を「業務」に向けられた「威力」による妨害行為と認定した点、③被告人の行為に違法性阻却事由を認定しなかった点、④区役所職員らの被告人らに対する実力行使を適法とした点において、事実誤認ないし法令適用の誤りがある、というのである。

 そこで①について見ると、まず、所論は、本件で妨害の対象となった業務は、区役所職員らの通常業務、退去命令及び監視・警戒業務が一体となったものであるとし、退去されないよう寝転んだ被告人の両手足を持ち上げ、宙づり状態にして強制的に庁舎外へ退去させた本件退去強制の態様は、庁舎管理権の行使として許容される有形力の行使の限界を超えており、被告人に対し強制力を行使する権力的公務であることは明らかである、という。しかしながら、本件当時の被告人の一連の言動及びそれが区役所職員らの業務を現に阻害し続けていたとみられる状況に鑑みれば、退去命令を執行するに際し、区役所職員らが被告人に対してある程度の有形力を行使することは庁舎管理上やむを得ないところであり、実際の執行状況を見ても庁舎管理権の行使として許容される限度内のものであったと認めた現判断は、当裁判所も相当としてこれを是認できる。

 また、所論は、本件退去命令は、正当な請願行為あるいは民主主義に基づく主権者の行政に対する正当な抗議・申入行動に対するものであり、明文の根拠がなく、違法である、という。しかしながら、原判決が説示するとおり、退去命令が発せられた要因は、被告人が中心となって大声で面会の強要等を執拗に繰り返して区役所職員らの業務の円滑な遂行を妨げたことにあり、また、被告人は、退去命令が発せられた際にも、「江東区は暴力をやめろ」などと大声を上げ、その執行に際しても、他の支援者らとは異なり、ひとりカウンターにしがみついて怒鳴り続け、廊下に寝転がるなどして抵抗し続けていたものであって、このような被告人の一連の言動は、正当な請願行為あるいは抗議・申入行動とはいえず、これに対してなされた本件退去命令は江東区庁舎管理規則第5条
(5)に基づく適法なものと認められる。

 ②についてみると、所論は、本件の被告人の行為は、人の意思を制圧するような勢力に当たらないから、「威力」に該当せず、また、仮に「威力」に当たったとしても、「業務」に向けられたものではない、という。しかしながら、原判決が説示するとおり、被告人は、退去命令の前後に上記のような言動をとった上、区役所外に退去させられた直後に、区役所職員らに対し、「こら。開けろ」などと大声で怒鳴りつけ、区役所職員の胸部等に自己の背部等を数回強く押し当てるなどし、区民ホールのガラス壁を数回にわたり蹴る行為に出ているものであり、退去命令の執行を受けて区役所外に退去させられた直後であることや退去命令前後の被告人の抵抗の状況に照らせば、区役所職員らが引き続き通常の業務に戻らずに、監視・警戒業務にあたらなければ、再び区役所内に立ち入って面会の強要等を執拗に繰り返すことが予測される緊迫した事態を招来させていたものといえるのであって、このような被告人の行為が、人に意思を制圧するような勢力の行使にあたることは明らかであり、また、被告人の行為は、区役所職員らの通常の業務を妨害することにより、面会の強要等を実現しようとする行為にほかならないから、「業務」に向けられたものであることもまた明らかである。

 これに対して所論は、区役所職員らの通常業務を中断して警備体制をとることは、抗議団が来庁し抗議を始めたときから予定されていたのであるから、被告人の行為が区役所職員らの通常業務に向けられたものとはいえない、という。しかしながら、抗議団の来庁に備え、あらかじめ警備計画が立てられていたとしても、退去命令にしたがわず、執拗にこれに抵抗する違法な行為に対応することが区役所職員らにとって予定された業務であるとは到底いえないのであって、所論は採用できない。

 さらに、所論は、原判決は、本件被告人の行為前後の抗議団全体の抗議態様を被告人の本件行為に含めて認定しており、これは共謀共同正犯を認定せずに、他人の行為の結果を被告人に帰責しているもので、個人責任の原則に反する違法がある、という。

 しかしながら、既述のとおり、本件の実行行為は、あくまで被告人が、区役所外に退去させられた直後に、区役所職員らに対し、「こら。開けろ」などと大声で怒鳴りつけ、区役所職員の胸部等に自己の背部等を数回強く押し当てるなどし、区民ホールのガラス壁を数回にわたり蹴るなどした行為であり、抗議団全体の抗議とは全く別の、被告人が単独で行った行為とみることができるのであって、所論は当を得ておらず、採用できない。

 ③についてみると、所論は、被告人の本件行為は、正当な抗議活動であるから、超法規的に違法性を阻却すべきものである、というのである。しかしながら、被告人の抗議の目的が正しいものであったとしても、そのための手段としてなされた本件行為がその態様からみて社会的相当性を逸脱した違法なものであることは明らかであって、所論は採用できない。

 ④について見ると、所論は、そもそも本件における区役所職員らの被告人らに対する実力行使の根拠となった江東区庁舎管理規則が区役所職員に強制力を行使する権限を与えたものとは解されないとしつつ、他方で、被告人に対して区役所職員らが行った実力行使について、ある程度の有形力を行使することはやむをえないとした現判断は、庁舎管理規則の解釈・適用を誤ったものである、という。しかしながら、本件における退去命令前の抗議行動への参加者の人数、抗議の態様、区役所内の滞在時間、退去命令に対する反応、被告人の抵抗状況に照らせば、区役所職員らが、退去命令の執行として、退去されないよう寝転んだ被告人の両手足を持ち上げて庁舎外へ運び、庁舎に入口にピケを張って侵入を阻止した行為は、通常の庁舎管理権の行使として想定される範囲内の行為といえ、これを庁舎管理規則により許容されるとした現判断は、相当として是認できる。

 さらに、所論は、本件における江東区の警備計画に基づく区役所職員らへの本来業務から警備業務への業務変更命令は、それ自体憲法15条1項の公務員の公僕性に反する違法の措置であった、というが、独自の見解というほかなく、採用できない。
 結局、所論はいずれも採用できず、法令適用の誤りないし事実誤認の論旨は理由がない。

第4 刑訴法378条4号(理由不備)の主張について
 被告人は、原判決には、弁護人の公訴権濫用の主張が認められないこと、被告人に威力業務妨害が認められること、区役所職員らが被告人を区役所建物内から退去させた行為が庁舎管理権の許容範囲内であること等についての説明や理由がないというが、いずれも現判決が説示する理由に対する不満を述べたものにすぎず、現判決に刑訴法378条4号に該当する事由はない。

第5 結論
よって、刑訴法396条により、主文のとおり判決する。

平成25年11月19日
東京高等裁判所第5刑事部
裁判所裁判官 八木 正一
裁判官 川本 清巌
裁判官 佐藤 正信

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【2.9竪川弾圧・11.19控訴審報告】被告・傍聴者・弁護人を立ち入り禁止にして有罪判決――東京高裁・八木正一と山崎敏充は許されない

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【2.9竪川弾圧・11.19控訴審報告】
被告・傍聴者・弁護人を立ち入り禁止にして有罪判決――東京高裁・八木正一と山崎敏充は許されない

東京高等裁判所は、2012年2.9竪川弾圧事件につき、原審・東京地裁大野勝則による懲役一年執行猶予三年の不当極まる判決を、その判文中の判示も含めて維持しました。チェック機能不在の東京高裁の現状を露呈させました。

判決期日の今日も、東京高裁は庁舎管理規則を盾に、90人以上詰めかけた傍聴希望者のうち、私たちに連帯してくれた70人以上を被告人ともども全員終始庁舎から排除しました。従前の経過から、これまで被告人の服装(『Yes!抗議No!排除』Tシャツ)の文言・ロゴを理由とした立入禁止措置の、明らかな拡大です。
高裁警備写真Tシャツ画像

しかし、服装の文言・意匠等は、一般的・普遍的・漠然とした意味合いしか無く、裁判関係者に心理的圧迫を加えるものでは無いし、何ら法廷秩序を乱すものではありません。裁判所庁内規則中の文言中「その他」を当てはめようとしても、課せられる制限と個人の自由を衡量するなら、到底理由のある規制とはいえません。それ故に、以前から裁判所は規制・立入拒否の理由を説明できないのです。裁判所は憲法第37条・第32条・第31条・刑訴法第1条を冷笑しています。※

被告人が出廷を望んでいるのに法廷から排除し、被告側傍聴人も排除した裁判所は、公開裁判原則の実質を捨てました。今回の恣意的な立入禁止措置、とりわけ被告人の排除を刑訴法の他の条項をもって正当化することは許されません。今回の抗議行動に対し、裁判所はいかなる合理的理由も示すことなく、究極は、背後に控える暴力装置に頼って排除しきったのです。

しかし一方、裁判所は排除措置に、一見できただけでも40名以上を動員し、背後では職員が度々庁舎内外を忙しく動き回り、対応に大童である様子が終始窺えました。職員は私達が門前で催した、Tシャツ排除を揶揄する劇が終わるや、「只今、寸劇が終わりました!」とインカムで報告している滑稽さでした。
高裁への怒りの抗議

裁判所が警察力の動員を嫌ったのか、またはその暇(いとま)が無かったのかはこれから分析できるでしょうが、70名以上の平日昼間の大量動員・密行性の確保が効を奏したのではないかと思います。門前の私服・制服警官の数は少なく、車両も確認できませんでした。

門前抗議行動の隊形を一時間半にわたって、維持できたことは、参集いただいた皆様の信念・団結力と数の力ではなかったかと思います。本当にありがとうございました。これからも、共に!

★竪川弾圧の有罪判決と、裁判所からの全員締め出しに対し、東京高裁抗議の集中をお願いします。
東京都千代田区霞ヶ関1-1-4 電話:03-3581-5411 FAX:03-3503-3997
東京高等裁判所 長官 山崎敏充 第5刑事部 裁判官 八木正一 

★参考報道、写真、映像★
「裁判公開の原則」はどこに? ~傍聴人らを締め出す東京高裁の暴走~(JANJANブログ)http://www.janjanblog.com/archives/103788
・Tシャツ文字で高裁が入庁拒否――被告を排除し判決 httpbit.ly/1kOgwuF (週刊金曜日11月29日号)
・「竪川事件」の情報公開請求したら警備員が尾けてきた! 江東区役所、戦慄の脱法市民監視(マイニュースジャパン、有料記事 http://www.mynewsjapan.com/reports/1940
・当日の流れの写真中継:ツイッター@tatekawa9en
・東京高裁前の映像(ユープランさん):http://www.youtube.com/watch?v=dAJhGAtr2as
・昼休みデモの映像:(同上)http://www.youtube.com/watch?v=os9r9j4BagI
・昼休みデモの写真(ムキンポさん):http://www.mkimpo.com/diary/2013/solfeb9_13-11-19.html
・竪川弾圧裁判「Tシャツが政治的」との理由から入廷拒否 被告人不在のまま懲役1年の判決(IWJ Independent Web Journal)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/112332
・「これは暗黒裁判か!」――被告人や傍聴人を締め出し、竪川裁判(アクセスジャーナル、有料記事)http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/
「東京高裁は、暗黒裁判をやめろ!竪川弾圧は無罪だ!」(福岡市民救援会)http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/archives/34206274.html

★注釈★
※憲法37条1項:「全ての刑事事件において、被告人は公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する」とされている。
※憲法31条の適正手続き権、つまり刑事裁判手続きによらなければ、裁かれない権利がある。庁舎管理権という憲法のどこにも書いていないもので、Tシャツだけで刑事被告人を排除するのは、憲法の番人である裁判所の役割放棄であり、裁判所自らが憲法37条1項と31条違反を犯した、憲法違反である。Tシャツを理由とする被告人排除は憲法違反である。
※:憲法32条:「何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない」
※刑訴法第一条 :「この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。」

2013年11月20日 2.9竪川弾圧救援会
https://solfeb9.wordpress.com/

3-Tシャツvs制服w

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11/19前日!みなさまへ:「江東区も裁判所も暴力をやめろ!―問題は過剰警備と「庁舎管理規則」の乱用

11/19前日!みなさまへ江東区も裁判所も暴力をやめろ!―問題は過剰警備と「庁舎管理規則」の乱用

 

 1:3.11後の政治と安倍政権の暴走と、行政・司法への影響

安倍政権は「特定秘密保護法」などのファシズム化法案をあらゆる領域で通そうとしている。3.11後の日本の政治と行政は国家体制の破綻を隠すための情報操作や法整備に全力を挙げている。日本は全体主義を克服していない。そうした国家の姿勢は末端の地方自治体や裁判所にも影響し、彼らはより国家の下請け機関になり、より強権的になる。あるいは相互に影響し合って悪化する。

 

2:行政・司法の反動化

役所は営利企業のように再開発を優先し、弱者・貧者を見捨てる排除を行う。裁判所はより権力や企業の味方になり、弱者・貧者や運動に有罪を出し続ける。江東区の暴力排除と、壁設置などの嫌がらせは問答無用のひどさ。東京地裁はそれに一切言及せず、抗議側だけを悪者に仕立て上げ、検察主張そのままの有罪を出した。

 

3:行政と裁判所の責任放棄、抗議への無視・敵視

 江東区のような役所は営利企業と異なり、抗議・要請行動には対応する義務がある。法律を扱う裁判所もとりわけ公共性の高い場所で、誰でも入って傍聴できる「公開原則」と、警察や検察からの独立は最大限守る責任がある。だが両者ともそれを放棄している。職員には何を聞いてもまともに答えない。江東区も裁判所も、私達が声を上げただけで職員が羽交い締めにして建物から追い出してきた。裁判所は法廷からも追い出してきて、丸一日裁判所内に入れさせない。そしてイエス抗議・ノー排除のTシャツを着ているだけで裁判所に被告人を一歩も入れさせない。その際ビデオを回して、こちらが抵抗したら逮捕するための証拠集めをしている。彼らは明らかに警察から排除方法の指導を受けている。これは許されない。

 

4:「庁舎管理規程」は根拠にならない

 江東区も裁判所も、排除の根拠は「庁舎管理規程」の乱用。だが1:内部規則に過ぎない管理規程を外部の私たちに強行するのはおかしい。2:十分な理由説明もなくいきなり押し付けるのはおかしい。

3:宙吊りにする排除方法が酷すぎる。

4:裁判所の庁舎管理規程は開示させたが、確かに第十一条に「管理者は、庁舎等において次の各号の一に該当する者に対し、その行為若しくは庁舎等への立ち入りを禁止し、又は退去を命じなければならない」と書かれている。だがTシャツに該当するとされる部分は、「十:はちまき、ゼッケン、腕章その他これらに類する物を着用する者」としか書かれていない。しかも園は12年7月31日の「麻生国賠」では白シャツ、9月13日の竪川裁判では黒シャツで入れている。つまり規則通り動いている職員たちは、Tシャツやその柄だけで立ち入り禁止にすることは判断できない。管理規則を司る東京高裁からある時点で突然命令が出たのだ。事務局長と、長官の山崎敏充。高裁のトップから「あのTシャツを着ている奴らを排除しろ」と直接命令が出ている裁判で、高裁や地裁の組織人である裁判長がまともな審理を行ったり無罪判決を出せる訳がないではないか。組織決定で排除し、有罪にさせていく。これが問題の核心。裁判の死。

江東区役所も竪川の仲間を「お前らは立ち入り禁止だ」と阻止し続けている。どこまでも恣意的な暴力。

 

5:警備法廷問題と、行政&裁判所の警察との一体化

 法廷からの暴力排除もひどい。10月3日は被告人ら3名が追い出された上で一発結審にされた。「警備法廷」は運動弾圧事件での暴力の温床になっている。開示請求をしても運用規程は無かった。1:再度身体検査をされ、2:荷物を全部奪われ、3:法廷警備員が傍聴者側に何人もいて、4:傍聴者の動向をメモ書きして回している。そして5:裁判長は少しでも抗議やヤジ等あればすぐ「退廷!」と叫び、職員が襲いかかって羽交い締めにされる出される。6:多くの場合、人目につかないエレベーターに叩き込まれ、人目につかない裁判所の裏口から外に叩き出され、7:その日は立ち入り禁止にされる。運用規則はないので、退廷命令は裁判長の「訴訟指揮権」、追い出しは職員の庁舎管理権を乱用している。裁判長の訴訟指揮権の無限拡大、やりたい放題が問題。今職員は、園が裁判所内に入っただけで、竪川裁判でもそれ以外でも、無線で連絡を取り合いながら職員が尾行してくる。園個人の問題でない。裁判長と裁判所の警察化。

 そして実際すぐに警察を呼ぶ。10/3控訴審では法廷の隣に警察が待機していた。11/1申し入れ行動では警察が職員と一緒に上に上がってきた。5/20三里塚裁判では高裁で50人も不当逮捕された。裁判日は公安警察が裁判所内を自由にうろつく。江東区も警察化しているし、警察と一緒に動いている。これは許されない。

 

6:江東区の暴力と、裁判所の暴力はつながっている。11/19へ!

 江東区と裁判所は問題が共通している。裁判所は区のあまりに酷い代執行を隠すために、抗議の理由に一言も言及しない有罪判決を出し、抗議したら暴力排除する。

裏には常に警察権力と、この国・行政の悪政がある。みんなで跳ね返しましょう!

 

2.9竪川弾圧救援会

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11/19裁判へのプレスリリース送りました。多くの取材を!

私たちはマスコミ各社、市民メディアに「2.9竪川弾圧」11/19裁判への取材呼びかけを送りました。当日は多くの取材を!
プレスリリースのpdfファイルです。ご活用ください。:2013_11_13_園Q公判よびかけ

報道関係者 各位

2.9竪川弾圧救援会

〒111-0021東京都台東区日本堤1-25-11
山谷労働者福祉会館気付 電話・FAX:03-3876-7073
weblog:http://solfeb9.wordpress/come-mail:solfeb9q@gmail.com

<暗黒裁判は許されない!東京高裁は判決日にするな!>
「2.9竪川弾圧」11月19日昼休みデモと裁判の取材をお願いします。

 「特定秘密保護法案」が大きな問題となっています。市民や報道機関が特定の国家情報にアクセスする事で不当に逮捕されてしまい、「知る権利」などが犯されるからです。それはまた、この国で政治的弾圧を受けると、その人の生活や社会的立場が大きくダメージを受けるからでもあります。こうした政治弾圧による市民の萎縮が最もひどい形で出ているのが、「2.9竪川弾圧」裁判です。東京都江東区の暴力的な野宿者排除に支援者が抗議しただけで、不当逮捕・起訴・4ヶ月以上も拘置所に勾留されました。そして
東京地裁が検察主張を丸呑みして「懲役1年・執行猶予3年」の有罪判決を出しました。控訴審でも東京高裁が何も審理せず、凄まじい暴力的な法廷運営で裁判を打ち切ってきました。

 真実を知ろうとした人を特定秘密保護法などで弾圧する国家に対し、人権の砦となるべき裁判所が、すでに国家と一体化して有罪判決を下してくる。この問題はもっと多くの人に知られて、多くの人の力で止められなければならないと考えます。「2.9竪川弾圧」の11月19日裁判の現場では、警察や司法の高圧的な態度=今後の日本の弾圧時代が非常にハッキリと表れます。そこで今こそみなさまに11月19日のデモと裁判を事前取材、当日取材、報道をお願いします。

<★11月19日(火)のスケジュール>
1:無罪要求と弾圧抗議の昼休みデモ! 12時日比谷公園霞門集合・12時半出発・13時半霞門にゴール(裁判所~検察庁~警視庁~警察庁を通ります。出発前にこの間の問題を共有し、全体で裁判に望むための重要な場を持ちます。ぜひデモからご参加下さい)
2:14時~東京高裁前で直前アピール行動。15時~裁判@高裁429号法廷
3:報告交流会:18時開場・18時半開始@秋葉原・万世橋区民会舘6階洋室(飲食物の持ち寄り歓迎です)
<事前のスケジュール>
「2.9竪川弾圧」11.19裁判直前!裁判を打ち切るな、無罪判決を!東京高裁前連続アピール
11月11日・12日・13日・14日:17時~18時 11月15日:11時半~12時15分 東京高裁正門前

<★前回、東京高裁は何も審理せずに一発終了を宣言!>
11月19日は「2.9竪川弾圧」控訴審裁判。前回10月3日の公判で、裁判長・八木正一は被告人の園良太さんら3名を法廷から暴力排除し、証人や証拠を全て却下!控訴審は一審判決を改めて見直す場なのに、何も審理せずに次回の公判で判決を出す=一発終了を宣言しました。職員は最初から園さんらの着用Tシャツを理由に裁判所立ち入りを暴力で阻止し、それは東京高裁の事務局長命令だと明言!昨年の東京地裁からずっと続いており、これではまともな判決など出る訳がありません。

2011年の3.11以後、東京の反原発デモでの大量逮捕、大阪でのがれき処理強行に反対する人々への大弾圧など、無茶苦茶な弾圧が行われています。しかし関西では、典型的な転び公妨で逮捕された仲間が、一審で無罪判決を勝ち取りました。また、関西の別の仲間は約一年に渡る不当な勾留の中、保釈金を払わない形での解放=「勾留取り消し」を要求し続け、これを実現させました。全国各地で強行される弾圧の数々。しかし、これに対する抵抗のたたかいもまた、各地で生起しています。2.9竪川弾圧も、司法と警察の反動に対し一歩も引かず、高裁への控訴を敢行して原則的な抗議を続けています。皆様の応援をぜひ!

<★あらゆる抗議行動が威力業務妨害罪に?>
2012年2月8日、江東区役所は竪川河川敷公園の野宿の小屋に対し行政代執行を行いました。それまでの交渉での「追い出しはしない」という約束をホゴにしても暴挙でした。翌2月9日、この強制排除に抗議する人々が江東区役所に行きました。園さんもこれに合流。ところが江東区役所は、抗議する人々を庁舎から暴力で排除します。この混乱の中で園さんが「器物損壊罪」で逮捕されてしまいました。そして検察は「威力業務妨害罪」に切り替えて園さんを起訴。一審では懲役1年、執行猶予3年の刑が言い渡されました。あまりにひどい行政のやり口に対する抗議が、「威力業務妨害罪」として犯罪化されているのです。これを許せば、すべての抗議が罪にされてしまいます。これに司法のお墨付きを与えたのが一審判決です。絶対に許されません。私たちは、2.9竪川弾圧控訴審で、検察主張を丸飲みした一審判決を取り消させるべくたたかっています。

<★審理の再開と無罪判決を!司法の暴力に多くの怒りを!>
私たちは、審理の再開と無罪判決を求める「新たな証拠」として、11月1日に高裁長官の山崎敏充と裁判長八木正一への抗議声明を出しました。273名の賛同者と、「関西大弾圧救援会」「福岡市民救援会」からの抗議声明もともに出しました。賛同者一覧:https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/23/
関西と福岡:https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/22/ しかし私たちが刑事第5部に入ろうとすると、職員がまたもスクラムを組んで阻止!なんの理由説明もしないため私たちが抗議し続けると、最後は警察官を呼び出しました。報告:https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/05/

私たちの、裁判所に対するまともな審理と無罪を求めるたたかいの中で、司法の反動と裁判所自体の抱える闇が、ますます明らかになってきています。やつらが敷地内への立ち入りを拒むたび、法廷において退廷命令を連発するたびに、なりふり構わぬ強権的暴力と、その下での「懲役1年・執行猶予3年」の判決の不当性が、白日の下にさらされていきます。

いま、裁かれるべきは野宿者排除を居直る江東区役所であり、不当逮捕・代用監獄での虐待を続ける警察であり、江東区役所と警察の強権を裁判を通して正当化しようとする裁判所です。2.9竪川弾圧控訴審のたたかいで、このことを明らかにし、社会を覆いつつある安倍政権の暗黒の黒雲を吹き飛ばしましょう!そのために必要なのは、裁判所の暴力対応をやめさせること、11月19日裁判を判決日にさせない事、一審同様の有罪判決でなく無罪を勝ち取ることです。当日のデモからの多くの仲間たちの結集が、それを実現させます。ぜひ多くの方のご参集をお願いします!

以下、事態を詳しく説明した「「暗黒裁判」は許されない!【東京高裁への抗議声明・賛同・11/1提出行動参加の呼びかけ】“殺人行政”に抗議することは許されないのか!? ―東京高裁の審理打切りに抗議し、審理再開と無罪判決を求める声明ー
https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/17/%E3%80%90%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%AB%98%E8%A3%81%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8A%97%E8%AD%B0%E5%A3%B0%E6%98%8E%E3%83%BB%E8%B3%9B%E5%90%8C%E3%83%BB111%E6%8F%90%E5%87%BA%E8%A1%8C%E5%8B%95%E5%8F%82%E5%8A%A0/

November 19 (Tue)
Join in a Lunch Time Demonstration and
Observe the Appeal for the 2.9 Tatekawa Crackdown Case

★ November 19 (Tue) Time Schedule
12:00 Hibiya Park Kasumi Gate
12:30 Leaving the park for Tokyo High Court, Prosecutors Office, Metropolitan Police Department and National Police Agency
Publicity Activities in front of Tokyo High Court
15:00 Trial at Branch 429 of Tokyo High Court
18:30 Meeting and potluck gathering at Akihabara Manseibashi Ward Hall 6F, western room http://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/annai/029.html (available from 18:00)

★ There will be another court for 2.9 Tatekawa Crackdown case on November 19th.
In the previous court on October 3rd the presiding judge Shoichi Yagi forced 3 people including the accused Mr. Ryota Sono out of the court, dismissed all evidences and witnesses and declared conclusion of the trial with no consideration of the case.
How could we expect a decent judgement from such a tyrannical judge?
For the details of the case and the court proceeding see https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/17/.

Police has been conducting strict crackdowns on demonstrations and protests since the 3.11 Great East Japan Earthquake. A comrade in Kansai area, however, who was indicted for obstructing executive officer, won a not guilty decision. Another comrade, after a year struggle for withdrawal of his case, finally won. Mr. Sono has also held his stand and continued to demand a just and fair judgement.

★ Any form of protest activities could be charged of forcible obstruction of business.
Mr. Sono was arrested on February 9th while protesting against forcible eviction of homeless people and their huts from Tatekawa River Park, and was sentenced to one year in prison with probation of three years in the lower court. The protest against this outrage was made into a crime. The Campaign for the Accused of the 2.9 Tatekawa Crackdown Case cannot accept the decision and has been struggling for the reverse as people could otherwise easily be charged just for taking part in a protest activity.

★ We demand Tokyo High Court should hold trial before rendering a decision, and that the accused should be found not guilty.
We tried to hand a statement calling the court for holding trial and a not-guilty ruling to Mr. Sono to the court on November 1st but as we entered the site a dozen of court officials blocked the entrance and eventually called in the police.
For the statement and the list of signatories visit https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/23/.
Every time the judge forces the accused and/or the public out of the court, and every time the court blocks us from entering the court building the Japanese judicial system virtually admits its increasingly reactionary stance and the injustice of the lower court decision.

We should make it clear in the court that it is not Mr. Sono but Koto Ward Office that forcibly evicted homeless people, the police that unjustifiably arrested and detained him in the notorious pre-trial detention system known as daiyokangoku and the courts trying to give endorsements to the violations of human rights committed by Koto Ward Office and the police who should be accused. We need to stop violence of the judge and the court officials, prevent the high court from upholding the lower court decision and win a not guilty decision. In order to achieve these we hope as many people as possible will join in the demonstration and observe the appeal.

★ Please send your protest message to Tokyo High Court.

Shoichi Yagi, Presiding Judge
1st Division
Criminal Department
Tokyo High Court

1-1-4, Kasumigaseki, Chiyoda-ku, Tokyo
Tel : +81 (0)3 3581 5411
Fax: +81 (0)3 3503 3997

The Campaign for the Accused of the 2.9 Tatekawa Crackdown Case
Visit our website: https://solfeb9.wordpress.comhttps://solfeb9.wordpress.com/2013/10/23/

カテゴリー: info | 11/19裁判へのプレスリリース送りました。多くの取材を! はコメントを受け付けていません

【ぜひ拡散を:竪川弾圧11/19デモ&裁判呼びかけの英語版!】November 19 (Tue) Join in a Lunch Time Demonstration and Observe the Appeal for the 2.9 Tatekawa Crackdown Case

November 19 (Tue)
Join in a Lunch Time Demonstration and
Observe the Appeal for the 2.9 Tatekawa Crackdown Case

★ November 19 (Tue) Time Schedule
12:00 Hibiya Park Kasumi Gate
12:30 Leaving the park for Tokyo High Court, Prosecutors Office, Metropolitan Police Department and National Police Agency
Publicity Activities in front of Tokyo High Court
15:00 Trial at Branch 429 of Tokyo High Court
18:30 Meeting and potluck gathering at Akihabara Manseibashi Ward Hall 6F, western room http://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/annai/029.html (available from 18:00)
Handout bill :

★ There will be another court for 2.9 Tatekawa Crackdown case on November 19th.
In the previous court on October 3rd the presiding judge Shoichi Yagi forced 3 people including the accused Mr. Ryota Sono out of the court, dismissed all evidences and witnesses and declared conclusion of the trial with no consideration of the case.
How could we expect a decent judgement from such a tyrannical judge?
For the details of the case and the court proceeding see https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/17/.

Police has been conducting strict crackdowns on demonstrations and protests since the 3.11 Great East Japan Earthquake. A comrade in Kansai area, however, who was indicted for obstructing executive officer, won a not guilty decision. Another comrade, after a year struggle for withdrawal of his case, finally won. Mr. Sono has also held his stand and continued to demand a just and fair judgement.

★ Any form of protest activities could be charged of forcible obstruction of business.
Mr. Sono was arrested on February 9th while protesting against forcible eviction of homeless people and their huts from Tatekawa River Park, and was sentenced to one year in prison with probation of three years in the lower court. The protest against this outrage was made into a crime. The Campaign for the Accused of the 2.9 Tatekawa Crackdown Case cannot accept the decision and has been struggling for the reverse as people could otherwise easily be charged just for taking part in a protest activity.

★ We demand Tokyo High Court should hold trial before rendering a decision, and that the accused should be found not guilty.
We tried to hand a statement calling the court for holding trial and a not-guilty ruling to Mr. Sono to the court on November 1st but as we entered the site a dozen of court officials blocked the entrance and eventually called in the police.
For the statement and the list of signatories visit https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/23/.
Every time the judge forces the accused and/or the public out of the court, and every time the court blocks us from entering the court building the Japanese judicial system virtually admits its increasingly reactionary stance and the injustice of the lower court decision.

We should make it clear in the court that it is not Mr. Sono but Koto Ward Office that forcibly evicted homeless people, the police that unjustifiably arrested and detained him in the notorious pre-trial detention system known as daiyokangoku and the courts trying to give endorsements to the violations of human rights committed by Koto Ward Office and the police who should be accused. We need to stop violence of the judge and the court officials, prevent the high court from upholding the lower court decision and win a not guilty decision. In order to achieve these we hope as many people as possible will join in the demonstration and observe the appeal.

★ Please send your protest message to Tokyo High Court.

Shoichi Yagi, Presiding Judge
1st Division
Criminal Department
Tokyo High Court

1-1-4, Kasumigaseki, Chiyoda-ku, Tokyo
Tel : +81 (0)3 3581 5411
Fax: +81 (0)3 3503 3997

The Campaign for the Accused of the 2.9 Tatekawa Crackdown Case
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「2.9竪川弾圧」11.19裁判直前!裁判を打ち切るな、無罪判決を!11月11~15日東京高裁前連続アピール

★☆★☆★☆★☆★☆★☆(転送・転載大歓迎)★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「2.9竪川弾圧」11.19裁判直前!裁判を打ち切るな、無罪判決を!
東京高裁前連続アピール
11月11日・12日・13日・14日:17時~18時
11月15日:11時半~12時15分
場所:東京高裁正門前(地下鉄霞ヶ関駅を出てすぐ)
地図:http://www.courts.go.jp/tokyo-h/about/syozai/tokyomain/

★「2.9竪川弾圧」の控訴審裁判が11月19日に迫り、東京高裁・八木正一裁判長は何も審理せずに一審同様の有罪判決を出そうとしています。
「暗黒裁判」は許されません。無罪であり、悪いのは江東区・警察・検察です。そこで私たちは上記の日程で高裁前連続アピールをする事にしました。

こうした弾圧を激増させる「特定秘密保護法案」等への反対行動も、12日から首相官邸前で連日行われます。http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20131110
ぜひその前の時間にご参加頂き、チラシ配り、マイクアピール、横断幕持ちなどのご協力をお願いします。

(写真は11月8日の高裁前アピール。4人で帰宅する人々にたくさん配れて、マイクアピールしました!)
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【11/19】暗黒裁判は許されない!東京高裁は判決日にするな!
「2.9竪川弾圧」11月19日昼休みデモと裁判への大結集の呼びかけ
https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/05/%E3%80%901119%E3%80%91%E6%9A%97%E9%BB%92%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%81%AF%E8%A8%B1%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%AB%98%E8%A3%81%E3%81%AF%E5%88%A4%E6%B1%BA%E6%97%A5/

【裁判所に訴えること1】11/1、東京高裁に抗議声明賛同を提出してきました!
https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/05/111%E3%80%81%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%AB%98%E8%A3%81%E3%81%AB%E6%8A%97%E8%AD%B0%E5%A3%B0%E6%98%8E%E8%B3%9B%E5%90%8C%E3%82%92%E6%8F%90%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

【裁判所に訴えること2】安倍政権下の裁判所は国家と資本の下僕!規制は全てやめさせよう!(『まけたま』最新号より)https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/10/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%94%BF%E6%A8%A9%E4%B8%8B%E3%81%AE%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E3%81%AF%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%A8%E8%B3%87%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%B8%8B%E5%83%95%EF%BC%81%E8%A6%8F%E5%88%B6%E3%81%AF/

【裁判所に訴えること3】治安弾圧、昔と今をつなぐもの
https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/07/%E6%B2%BB%E5%AE%89%E5%BC%BE%E5%9C%A7%E3%80%81%E6%98%94%E3%81%A8%E4%BB%8A%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E3%82%82%E3%81%AE%EF%BC%88%E3%80%8E%E3%81%BE%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%80%8F%E6%9C%80/

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安倍政権下の裁判所は国家と資本の下僕!規制は全てやめさせよう!「2.9竪川弾圧」11.19次回裁判に向けて――当事者:園良太(『まけたま』最新号より)

安倍政権下の裁判所は国家と資本の下僕!規制は全てやめさせよう!(『まけたま』最新号より)

「2.9竪川弾圧」11.19次回裁判に向けて――当事者:園良太

国民国家と資本主義は暴力でしか成り立たない。戦後日本もアジア侵略と植民地支配の責任を回避し、天皇制と支配層を温存する事から出発した。そのために米国の力を借りて再軍備、原発導入、日米安保制定などを行った。そしてアジアへの経済的な再侵略と国内の徹底した企業社会化で高度成長を達成した。冷戦とバブルの崩壊で矛盾が露呈しても、さらなる新自由主義政策で格差と貧困を拡大し、海外派兵を増加させ、戦争責任の追求を右翼政治家と世論が押しつぶした。貧者の存在は隠し、運動を弾圧し、矛盾を見えなくさせてきたのだ。

だが「3.11」の原発爆発と放射能拡散により、矛盾は全ての人に明らかになり、福島を中心により多くの人が暴力の被害者となった。被害は隠せない。原子力産業は「命よりカネ」の資本主義の邪悪さを象徴し、「民衆より国体維持」が政治家や官僚の本質であることも暴露したのだ。東京に限っても、事故直後の恐怖から変革を求めた人々は東電前や「原発やめろデモ」に集まり、野田政権の原発再稼働に怒った人々は首相官邸前に集まり、どちらも路上を埋め尽くした。マスコミも大きく取り上げた。民衆蜂起は権力者や資本家にとって驚異であり、何としても押さえ込む事が「国策」になった。街頭デモは「公務執行妨害罪」で、行政への直接抗議は「威力業務妨害罪」で潰すのだ。

その時日本の裁判所はどんな役割を果たすのか。「法律」の範囲内での争いなら独立した理性で判断できても、原発訴訟が負け続けてきたように、「国策」には基本的に従うことしかできない。そうして反原発デモで次々警察が不当逮捕した人々の勾留や家宅捜索を裁判所は全て認めた。11年5月20日には東京高裁内で三里塚裁判の参加者が50人も不当逮捕させた。そして安倍政権下ではどこまで強権的になり、「2.9竪川弾圧」で地裁の裁判長大野勝則は「竪川弾圧」で有罪判決をでっち上げ、高裁の裁判長八木正一はこの10月3日の控訴審で「暗黒裁判」を行ったのだ。それは裁判所が警察同様に被告と傍聴者を弾圧対象とみなし、最初から裁判の中身と無関係に有罪を決め付けている事だ。

昨年から一貫して使われ続ける429号「警備法廷」は入口で荷物を預かるなど傍聴者を犯罪者扱いし、廊下はバリケードで封鎖される。法廷内では一声でも上げればすぐ暴力職員に羽交い締めにされ退廷に追い込まれる。初公判は地裁前に機動隊の車が何台も出動する厳戒態勢で、法廷前に公安警察が上がってきた。その後の公判も地裁前情宣は必ず公安が大量に監視し、裁判所内で尾行するのだ。そして昨年9月13日の公判から「YES抗議 NO排除」のTシャツを着ている人を職員が入口に文字通り立ち並んで立ち入り禁止にし、体が触れれば「暴行だ!警告する!」と警察が逮捕する時と同じ事をする。10月13日には裁判長はTシャツを理由に法廷を休廷させ、私が脱がなければ稲葉菜々子証人に喋らせないと交換条件にする暴挙に出た。入口での職員妨害と建物内での職員・公安の尾行はエスカレートし、私が原告の一人を務める「麻生邸リアリティツアー国賠」まで同じTシャツを禁止され、私の尋問を中止にされ、警備法廷に変えられてまった。そして「2.9竪川弾圧」の今年4月の地裁判決は証言・証拠を全て無視して検察主張を丸のみしたのだ。

迎えた10月3日控訴審はこの完成版だ。入口からの職員暴力と付きまといは過去最大で、根拠を問うと「高裁の事務局長命令、庁舎管理規則だ」と組織決定を明言。当然「規則の中身を言わない・見せない・その理由も言わない」で、こちらは9月21日に情報開示請求を行ったがそれもお構いなしだ。裁判では私が趣意書を自分で読む事を求めただけで八木に強制退廷させられ、職員に庁舎外へ叩き出された。その際警察官も法廷に突入しようとした事が確認されており、これで無罪判決など出るわけがない。

弁護人が代わりに趣意書を読むと、今度は竪川野宿者問題や各地の弾圧を述べた部分を「無関係だ」と読ませなかった。そして弁護人からの証人申請(竪川の住人、刑事法の学者、江東区長や起訴した検察官)と証拠(江東区が予め区長宅や区役所を警備強化していた証拠)の請求をすべて却下した。そして通常裁判の最後に次回期日を決めるが、八木から「次回審理を11/19に決めたい」と事前に連絡があり、私達は「<審理>なら次回は判決でなく裁判続行だ」と期待した。だが最後に全部ひっくり返し、次回11.19は判決だと言い放った。これで一審判決を高裁も維持する事がほぼ確定した。私達の警戒心を緩ませておき、法廷で抗議をさせないまま裁判を打ち切る狡猾な騙し討ちをしたのだ。

私は自分達の甘さが本当に悔しかった。裁判は法律の枠内で争う事が求められるが、裁判所が権力と一体化し、裁判所の入口から法廷内まで一貫して弾圧をかけるような時に私達はどうするのか。これぞ安倍政権下の暗黒裁判、国家と資本の破綻を隠すための暴力だと世界に知らせ、現場では不当な規制をやめさせるしかない。もはや失うものはない。11月19日の判決日は全力で闘う。ぜひ現場に集まって欲しい。

(※この文章などが載った救援会のニュースレター「まけたま」最新号をカンパ300円で販売しています。ご希望の方はsolfeb9@gmail.comまでご連絡ください。)

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治安弾圧、昔と今をつなぐもの(『まけたま』最新号より)

 10月3日の控訴審は本当にあきれてしまった。ここでは少しロングの視点で、弾圧と司法のあり様が果たして変容しているのか、それとも昔も今も変わらないのか、ということを、裁判闘争や反弾圧の関わりの経験と記憶を頼りに考えてみたい。

 無茶苦茶な弾圧が常態化している関西と違って、東京圏ではここ10数年、起訴―有罪に至る規模の弾圧は数えるほどしかなかった(起訴に至らないデモなどでの逮捕は数えきれないほどあるが、それは省く)。2000年以降でいえば、反戦落書き(2003年)、立川テント村3名への自衛隊官舎への反戦ビラポスティング弾圧(2004年 一審は無罪)、以降続発したポスティング弾圧(共産党に対しても)を除けば、法政大学における集中弾圧(逮捕のべ100人以上、無差別起訴で無罪判決もあり。この弾圧に関わった検事が、園さんを起訴に持ちこんだ悪名高き木下)、特定党派・団体を狙った弾圧を除けば、今のところ、竪川弾圧の起訴・有罪は突出したものといえる。

 東京における野宿者運動つぶしを狙った起訴攻撃は、1996年新宿の「動く歩道」名目の強制排除阻止決戦(3人起訴)で、路上にバリケード、座り込み、生卵を数百個投げるという実力攻防にもかかわらず、一審では「抵抗権」が事実上認められて無罪(二審は逆転有罪)と今ではあり得ないような展開だが、決して当時の弾圧が今と比べてゆるかったわけではない。時代状況も社会党党首(村山)を首相とする連合政権から自民党政権に揺り戻し、95年地下鉄サリン事件以降の監視と治安管理強化の流れは確実にあった。それでも、メディアの報道の仕方(朝のニュース全局中継)、世間の関心(排除から1カ月の街頭カンパだけで100万円を超える)、海外の反響、支援の拡大(雑誌「AERA」に意見広告も)もあって、話し合いを拒否していた東京都福祉局が、新宿連絡会(当時)を交渉団体として認め、新宿西口地下のダンボール村は、1998年2月の大火災まで維持されるなど、「背景事情」を無視できないだけのことはあったのだ。

 この「背景事情」は、川村弁護士が、「かつての三里塚闘争裁判では、判決にも背景事情が織り込まれていた」と語っていたが、思い出すのは、90~91年頃、千葉地裁で連続して傍聴した「成田治安法による団結小屋強制撤去」に伴う抵抗への弾圧。抵抗といっても機動隊に向かって火炎瓶を投げつける激しいもので、今だったら実刑間違いなしが、ほとんどが執行猶予(4~5年)、竪川の威力業務妨害とそれほど差はない(ただし、保釈までの勾留は長期にわたり多くが1年半~2年)。なぜ執行猶予が多かったというと、「背景事情」である。国の強権による成田空港建設、強制代執行のやり方も大いに問題があったということが、判決の中身に反映されていた。

 さらに(96年の新宿でも)逮捕にあたった機動隊員や公安刑事が次々に証言にたつと、弁護団や被告団がガンガン追及して、立ち往生させることも珍しくはなく、さらに傍聴席から怒号と拍手が騒然とした状況になっても、ほとんど退廷も拘束もなかった。東京地裁・高裁でも、威力業務妨害程度の件で、これほどのガジガジの警備法廷(Tシャツ規制の異常さも含めて)は、少なくとも90年代にはなかった。なぜか、当時に比べ、より生きづらい社会になり、格差から原発事故まで矛盾は拡大の一途、だからこそ社会に敵対する芽は摘んでおかねばならぬ。「お上」に逆らい、反省も謝罪もしない常習犯(扇動者)の言い分など聞く必要はないし、「背景事情」を斟酌するなどもってのほかだというわけだ。

 治安維持法研究の第一人者・荻野富士夫さんの名著『思想検事』『特高警察』(いずれも岩波新書。興味ある方は是非読んで)によれば、治安維持法(1925年制定)は当初、国体転覆(革命)を目指す団体(共産党)の弾圧に重きが置かれていたが、容易に根絶やしにできない。そこで1933年の改正(改悪)を契機に文学や芝居など文化方面まで弾圧の対象が際限なく拡がってゆく。その根拠は、「思想犯=結核菌」の考え方にあった

「予防医学」ともいえるこの考えは、ナチスのゲシュタポも参考にし、2001年(9・11)以降のアメリカが、対テロ戦争、弾圧にも応用していると言ってもいい。対テロ戦争に踏み込むブッシュ時代のアメリカは、「愛国者法」という名の治安維持法が猛威を振るい、イスラムというだけで礼状もなしに拘束されるのは日常茶飯になった。「こいつらはいつテロリストになるか分からない」それって、ほとんど「左翼―結核菌」の考えではないか。そして、テロリストの容疑をかけられた者には違法な拷問がなされた。治安維持法は過去の悪夢ではなかったのである。

 そして今日の安倍政権。臨時国会に提出した秘密保護法を突破口に、来年の通常国会以降に控える盗聴法の拡大、そして真打ちの共謀罪へと続く治安法整備は、2020年の五輪―対テロ戒厳体制―反社会分子・異端分子を放置せず、あぶりだし、芽のうちにつぶすという方針がじわじわと露わになってきた。10月3日の審理打ち切りは、高裁・八木の暴走だけで片付けてはならない。司法権力としては、新たな治安維持体制を整備していく上での態度表明に見える。やつらの思い通りにしてはならない。多様な発想でしたたかに反撃しよう。(救援会・F)

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【11/19】暗黒裁判は許されない!東京高裁は判決日にするな! 「2.9竪川弾圧」11月19日昼休みデモと裁判への大結集の呼びかけ

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暗黒裁判は許されない!東京高裁は判決日にするな!
「2.9竪川弾圧」11月19日昼休みデモと裁判への大結集の呼びかけ

<★11月19日(火)のスケジュール>

1:無罪要求と弾圧抗議の昼休みデモ!
12時日比谷公園霞門集合・12時半出発・13時半霞門にゴール。
デモコース:https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zlPubpNkifOk.kUODPEWnfUiI
(裁判所~検察庁~警視庁~警察庁をまわります。出発前にこの間の問題を共有し、全体で裁判に望むための重要な場を持ちます。ぜひデモから来て下さい。)
2:14時~東京高裁前で直前アピール行動。15時~裁判@高裁429号法廷
3:報告交流会:18時開場・18時半開始@秋葉原・万世橋区民会舘6階洋室http://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/annai/029.html(飲食物の持ち寄り歓迎です★)

<★前回、東京高裁は何も審理せずに一発終了を宣言!>

11月19日は「2.9竪川弾圧」控訴審裁判。前回10月3日の公判で、裁判長・八木正一は被告人の園良太さんら3名を法廷から暴力排除し、証人や証拠を全て却下!控訴審は一審判決を改めて見直す場なのに、何も審理せずに次回の公判で判決を出す=一発終了を宣言しました。職員は最初から園さんらの着用Tシャツを理由に裁判所立ち入りを暴力で阻止し、それは東京高裁の事務局長命令だと明言!昨年の東京地裁からずっと続いており、これではまともな判決など出る訳がありません。
詳細な説明と抗議声明:https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/17/

2011年の3.11以後、東京の反原発デモでの大量逮捕、大阪でのがれき処理強行に反対する人々への大弾圧など、むちゃくちゃな弾圧が行われています。しかし関西では、典型的な転び公妨で逮捕された仲間が、一審で無罪判決を勝ち取りました。また、関西の別の仲間は約一年にわたる不当な勾留の中、保釈金を払わない形での解放=「勾留取り消し」を要求し続け、これを実現させました。全国各地で強行される弾圧の数々。しかし、これに対する抵抗のたたかいもまた、各地で生起しています。2.9竪川弾圧も、司法と警察の反動に対し一歩も引かず、高裁への控訴を敢行して原則的な抗議を続けています。皆様の応援をぜひ!

<★あらゆる抗議行動が威力業務妨害罪に?>

2012年2月8日、江東区役所は竪川河川敷公園の野宿の小屋に対し行政代執行を行いました。それまでの交渉での「追い出しはしない」という約束をホゴにしても暴挙でした。翌2月9日、この強制排除に抗議する人々が江東区役所に行きました。園さんもこれに合流。ところが江東区役所は、抗議する人々を庁舎から暴力で排除します。この混乱の中で園さんが「器物損壊罪」で逮捕されてしまいました。そして検察は「威力業務妨害罪」に切り替えて園さんを起訴。一審では懲役1年、執行猶予3年の刑が言い渡されました。

あまりにひどい行政のやり口に対する抗議が、「威力業務妨害罪」として犯罪化されているのです。これを許せば、すべての抗議が罪にされてしまいます。これに司法のお墨付きを与えたのが一審判決です。絶対に許されません。私たちは、2.9竪川弾圧控訴審で、検察主張を丸飲みした一審判決を取り消させるべくたたかっています。

<★審理の再開と無罪判決を!司法の暴力に多くの怒りを!>

私たちは、審理の再開と無罪判決を求める「新たな証拠」として、11月1日に高裁長官の山崎敏充と裁判長八木正一への抗議声明を出しました。273名の賛同者と、「関西大弾圧救援会」「福岡市民救援会」からの抗議声明もともに出しました。
賛同者一覧:https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/23/
関西と福岡:https://solfeb9.wordpress.com/2013/10/22/
しかし私たちが刑事第5部に入ろうとすると、職員がまたもスクラムを組んで阻止!なんの理由説明もしないため私たちが抗議し続けると、最後は警察官を呼び出した!報告:https://solfeb9.wordpress.com/2013/11/05/

私たちの、裁判所に対するまともな審理と無罪を求めるたたかいの中で、司法の反動と裁判所自体の抱える闇が、ますます明らかになってきています。やつらが敷地内への立ち入りを拒むたび、法廷において退廷命令を連発するたびに、なりふり構わぬ強権的暴力と、その下での「懲役1年・執行猶予3年」の判決の不当性が、白日の下にさらされていきます。

いま、裁かれるべきは野宿者排除を居直る江東区役所であり、不当逮捕・代用監獄での虐待を続ける警察であり、江東区役所と警察の強権を裁判を通して正当化しようとする裁判所です。2.9竪川弾圧控訴審のたたかいで、このことを明らかにし、社会を覆いつつある安倍政権の暗黒の黒雲を吹き飛ばしましょう!そのために必要なのは、裁判所の暴力対応をやめさせること、11月19日裁判を判決日にさせない事、一審同様の有罪判決でなく無罪を勝ち取ることです。当日のデモからの多くの仲間たちの結集が、それを実現させます。ぜひ多くの方のご参集をお願いします!

★みなさまへ:東京高裁に、裁判の継続と無罪を求める抗議の集中を、全国・全世界からお願いします!
東京高等裁判所刑事第5部 八木正一裁判長
東京都千代田区霞ヶ関1-1-4 電話:03-3581-5411 FAX:03-3503-3997

以上、呼びかけ:「2.9竪川弾圧救援会」https://solfeb9.wordpress.com

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