[勾留理由開示公判]公判の様子

3.29勾留理由開示公判「2.9竪川弾圧」

1 裁判官の横暴
3/29、3人の弁護士の協力のもと、勾留理由開示公判(勾留の理由を裁判所に問いただす裁判)が東京地方裁判所427号法廷で開かれました。法廷はいわゆる「警備法廷」で物々しい警備がされていました。公判には70人もの方々が集まって下さいましたが、427号法廷の座席は20人足らず。勾留理由開示公判の冒頭、弁護人より「多数の傍聴人が傍聴できずに廊下に溢れている。法廷の変更はできないか。立ち見を認められないか。」との申入れがありました。これに対し、裁判官は「変更することはできない。立ち見は考えていない。」と一蹴し、立ち見が出来ない根拠は法廷の秩序維持であると答えました。そこで、弁護人が「立ち見が具体的になぜ法廷の秩序を乱すのか。傍聴を認めない事によって、現に廊下には傍聴希望者が溢れ、滞留している。それこそ裁判所の秩序を乱しているのではないか。」と意見を述べると、裁判官は「私の法廷では認めない。」と切り捨てました。裁判官の硬直的な態度に対し、園さんが「僕はもう50日もみんなと会っていないんですよ。もっと柔軟に考えて下さい。」と述べると、「被告人は静粛に。被告人でも退廷を命じる事がありますよ。」と恫喝する始末。10分ほど議論が続きましたが、最後に裁判官は「この議論は打ち切ります。勾留理由開示公判を始めます。」と言って公判を強行しました。

2 罪証隠滅のおそれ?逃亡のおそれ??
裁判官の勾留理由は罪証隠滅のおそれ及び逃亡のおそれでした。そこで、弁護人らは具体的になぜそれらのおそれが認められたのか、裁判官に対して釈明を求めました。しかし、裁判官の答えはほとんど、「証拠内容にわたるため言えない。開示された証拠を見るように。」というもので、全く答えになっていませんでした。園さん自身からも「理由開示公判の意味がない」と抗議があり、弁護人からも、「裁判官の発言は勾留状に記載された(抽象的な)理由を繰り返しているだけ。勾留理由開示は、納得できる勾留理由を開示することを求め、(被疑者・被告人を)違法勾留から解放するためのものである」との意見がなされました。
「裁判官の勾留理由は結局、被告人が黙秘していたことを重視しているのでは?」という質問に対しては、「黙秘自体ではない。逃亡のおそれについては、黙秘していれば身上関係(本人の職業や住所、生年月日等の身上に関する事柄)は分からないから影響はする。」と述べました。逮捕時、園さんは保険証等、身分を明らかにするものを全て携帯しており、捜査当局は彼の身上を把握していたのです。また、自宅にはすでに家宅捜索が入っており、家族も家族の仕事も明らかでした。裁判官の発言には全く理由がありません。

3 早期釈放を!
弁護人3名からはそれぞれ早期釈放を求める意見が述べられました。K弁護士は今回抗議のもととなった江東区による竪川野宿者排除問題を中心に、「背景事情を覚えてもいないのに『罪証隠滅のおそれがある』とは、勾留の適法性に疑義がある。」と述べました。続いてU弁護士は、保護房での人権侵害を具体的に挙げながら「保護房は保護とは裏腹に『懲罰部屋・拷問部屋』である。裁判所が身柄拘束を軽視し、(捜査当局に)歯止めをかけないから人権侵害が放置されるのである。漠然とした疑わしさだけで勾留を認めるのは『人質司法』そのものであり、裁判所こそ不当に権利を侵害している。」旨述べました。最後にO弁護士は、憲法25条から今回の事件を紐とき竪川野宿者問題の本質を指摘しました。園さんのお父さんの「みんなで生きていこうとする抗議が認められないならば民主主義は崩壊する。3時間近く行われた家宅捜索では強い精神的苦痛を味わった。押収物はなく不当なものだった。早期釈放を求める。」旨の意見書も代読されました。
園さんは意見陳述に際して傍聴席に一礼し「支援して下さっているみなさん、本当にありがとうございます。深く感謝します。」と述べ、身振り手振りを交えて起訴及び長期勾留の不当性、行政・大企業を含めた野宿者への暴力性を訴えました(詳細は後日アップします)。

4 ご注目・ご支援を!
勾留理由開示公判は弁護人の粘り強い追及により、1時間半にわたって開かれました。勾留が如何に不当なものであるかが力強く訴えられ、園さん自身も自らの主張を高らかに述べることができました。また、50日ぶりに仲間たちに会えた園さんは、見知った顔を認める度に笑顔になり、緊迫した法廷内で心和むひとときを過ごせたことと思います。
他方、硬直的かつ威圧的な裁判所によって、過度の警備がなされ、3人も傍聴人が排除されたことは極めて遺憾です。裁判官の態度が時間や傍聴席を気にするだけの不誠実な態度に発言したり、「傍聴席が3席空いているのになぜ入れないのか」質問しただけで、裁判所の外まで排除されたのです。今後の保釈請求の名宛人や判決を出すのはこの裁判所なのです。 園さんを一日も早く解放し、裁判で無罪を勝ち取るため、今後とも多くの方々に竪川弾圧への注目、幅広いご支援をお願い申し上げます。

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